夏の思い出

このところ、当地は、いくらか凌ぎやすくなりました。今朝は、未明からの雨で、気温は30℃を超えることはありませんでした。その雨で、予定していた上野のお山の展覧会見学はやめました。
時間ができたので、撮りためた写真のフォルダーから”夏の思い出”の写真を探し出し、3か所の写真を掲載します。
 
迎賓館赤坂離宮(東京・港区)の主庭の大噴水(国宝)です。
これは、ギリシャ神話に登場する怪鳥のグリフィン、だそうです。
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背景が、迎賓館の本館の裏手です。
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かつては、8月の数日間だけ、申込みをして抽選でしたが、4年前から、休館日と賓客来訪のとき以外は、だれでも入れます。
この正門は、四谷見附から南、数百mのところにあります。
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余談: 行ったことがない方でも、通過はしていらっしゃるかも。首都高速4号新宿線は、なんと、迎賓館前庭の地下を通っていて、赤坂トンネルになっていますが、一部、換気のため、上が開いています。(笑)
 
これは、東京スカイツリーの建設中に、暑い中、出かけて撮った9年前の写真です。これから2年後の5月開業。開業初日は雨天でしたが、その翌日の快晴の日にも撮影に行きました。(苦笑)
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もう1か所の思い出の地は、岩手県平泉の毛越寺(もうつうじ)庭園です。庭園のメインの写真は、割愛しますが、ここは、平安時代、装束をまとった貴族の歌人たちが、遣水(やりみず)の水辺に座り、盃を浮かべて、その流れに合わせて歌を詠んだのだそうです。現在、5月には、その曲水の宴が開かれているそうです。
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俳句:
 
夏草や 兵(つはもの)どもが 夢の跡 松尾芭蕉
 
今日の名言:
 
思い出というものは人間が時間に贈与できる唯一の形式であって、過ぎていった時間というものは、それを偲ぶ思慕者の心の幅によって拡大されていってとどまらない。 檀一雄(小説家、作詞家) 「魔笛」より