長崎原爆忌

焼き場に立つ少年
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死んだ弟を背負い、しっかりと直立姿勢をとって、唇を噛みしめながら火葬の順番を待つ少年。10歳くらいでしょうか。
撮影:ジョー・オダネル氏、原爆投下後の長崎にて。1945年、米軍カメラマンとして、広島や長崎に入り、被災した市内の様子を撮影。その際、残留放射能で自らも被爆し、後に健康被害に苦しみ、「投下した側」ながら、投下は過ちと訴え続けて、12年前の、奇しくも、今日、亡くなりました。
 
俳句:
 
拭いてすぐ 曇る眼鏡や 原爆忌 伊藤仙女
 
今日の名言:
 
闇があるから光がある。そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光のありがたさがわかるんだ。 小林 多喜二(プロレタリア文学作家、代表作「蟹工船」)