令和に改元されて2か月目、早、六月、水無月になりましたね。
庭先の紫陽花の小さなつぼみは、白花も青花も、区別がつかないくらいの薄く淡い黄緑色をしていましたが、それも、変化(へんげ)して、見る見るうちに大きなって、はっきりしました。
これは、白い”紫陽花”というと、字面が合いませんね。真っ白な”アジサイ”です。
もうひとつ、青いアジサイは、もっと真っ青になります。いずれも、愛犬がいたころ、毎日朝夕、町内を散歩していて、この季節、もっとも、白いのと青いのに目をつけて、花の付いていない枝を頂戴してきて、挿し木したものです。もうかれこれ、四半世紀。
この写真は、鎌倉の長谷寺の紫陽花です。写真撮影を教わっていた、今は亡き先輩と鎌倉の紫陽花を撮りに出かけた折りの、懐かしの1枚です。お堂の軒先の宝鐸(ほうちゃく、ほうたく、風鐸ともいう)と紫陽花を欲張って、撮りました。
なお、山野草のホウチャクソウは、花がこのようにぶら下がって咲くことから命名されていますね。
俳句:
あぢさゐの 毬(まり)は一つも 地につかず 上野章子
紫陽花や 宇宙銀河を 写しをり 功雪(しらこばと)
今日の名言:
もし一年を通して太陽の日と雲の日とを数えてみれば、晴れた日の方が多かったということが分かるだろう。 オウィディウス(古代ローマの詩人)