白鳥の思い出

かつて、平成3年から埼玉・川本町(現在は深谷市川本町)が、パンくずなどを給餌して、白鳥飛来地として有名になりましたが、鳥インフルエンザや生態系への影響を考慮して、平成20年に中止されました。
埼玉県内では、いずれも、荒川で、少なくとも、もう1か所、下流域の川島町などに渡来しているようです。
その最後の頃、平成18年に、家族で観に行きました。
ちょうど1月でしたので、懐かしく思い出して掲載します。
 
当時は、朝夕、100数十羽、川に来ていたようです。
白鳥の給餌を目当てに、鴨、中でも、オナガガモの数千羽もの数には圧倒されたことでした。
 
数枚、掲載します。
給餌している人の足元には、そのオナガガモ。
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アングルによっては、このとおり。
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肝心の白鳥ですが、ほとんど、コハクチョウでした。
体長で20cmほど大きいオオハクチョウは確認できませんでした。
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識別は、簡単で、嘴の黄色い部分の先端が丸みがあるのがコハクチョウで、一方、黄色い部分が嘴の半分以上で、先が、鋭角なのがオオハクチョウです。
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白鳥は、家族で行動すると言われています。手前の灰色がかったのは、幼鳥(または若鳥)で、親の2羽が見守っているところです。
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大きく羽を広げて見せてくれました。飛び立つときは、飛行機にも似て、川をかなり長く助走します。
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俳句:
あのときは、折しも、入日間近な3時過ぎでしたので、この句を・・・
 
白鳥の 声のなかなる 入日かな 桂信子
 
白鳥の 並びて夕餉や 水碧し 功雪(しらこばと)