ふたりの力持ち そのひとり

当地のふたりの力持ちの話です。
 
昨日、巴戦(ともえせん)の優勝決定戦になれば、優勝のチャンスもあった阿炎関ですが、当地出身なんです。

白鵬、鶴竜に続いて、一月場所では照ノ富士から3つ目の金星殊勲賞。👍
 
阿炎の名前は、仏教の守護神、阿修羅の”阿”で、阿修羅は帝釈天(記事掲載しましたが、柴又帝釈天には、初詣に行ったばかり)と戦ったとされていて、そこが”修羅場”といわれて、戦いの場として、いまなお、使われますね。
親方が、「阿修羅のように強く、燃えて戦う」ことを願って、四股名(しこな)にしています。
 
じつは、師匠の錣山(しころやま)部屋の親方は、20年ほど前に寺尾(最高位、関脇)の四股名で活躍しましたが、本人が赤ん坊だったころ、井筒部屋(父親で親方は、元関脇、鶴ヶ嶺)に外国人の見学者が来て、"a baby"と言ったのを、兄達(兄ふたりも、最高位、関脇)は「アビ」と聞こえて、それが愛称となったそうで、この愛称を愛弟子の四股名にして、「阿炎」としました。
 
いまなお、やんちゃな性格のようで、はめを外し、コロナ禍の中の不祥事で、協会から3場所出場停止の処分を受け、番付も西幕下五十六枚目まで下がりましたが、みごとに復活しました。👍
四股名の名は政虎。この寅年は、さらに活躍してくれるでしょう。四股名つながりで・・・ 土俵上の彼の高~く上がる四股は美しいです。ファンには、四股王子と呼ばれています。
 
今日の名言:
 
「大鵬さんは、最初から大きくて強かったのでしょう」「天才ですね」。そう持ち上げられるたびに、とんでもないと思ったそうだ。
自分は天才ではなく努力の人間だ。
勝つために稽古し、努力の過程で精神面も鍛えられる。最初から精神ができているわけではない。
第48代横綱大鵬(納谷幸喜)