天気晴朗なれど風強し。その中で、ユスラウメが開花し始めました。
梅桃、梅桜、桜桃、山桜桃梅といくつもの漢字が当てられていますが、サクラ属の低木の果樹です。いずれにも似た白~薄紅色の花です。
枝が暴れて、剪定が厄介な木ではあります。一応、全体的には、丸くなるように、毎年、鋏を入れてはいるのですが・・・
これから、満開になって、受粉して、小さな白い花弁が、庭を染めます。
梅雨入りの頃、サクランボを小さくしたような実がなります。甘酸っぱい味がします。
果物もそんなに流通していなかった遠い昔のこと、実をかごいっぱいに採って、食べた思い出があり、懐かしくて求めて、かれこれ40年にもなります。
いまでは、数粒採って味見をするくらいで、鳥さんの餌です。(苦笑)
今日の名言:
伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高く、開くこと先なるは、謝することひとり早し。これを知らば、もってそうとうの憂いを免るべく、もって躁急の念を消すべし。 中国明代末期の古典、洪自誠(洪応明)の菜根譚(さいこんたん)より
長い間、伏しているものは、いったん飛べば、高く舞い上がることができる。他よりも早く開いてしまったものは、それだけ散るのも早い。
躁急の念: いらだち、急く(せく)心。
いまは、世界中が伏していますが、いずれ、そう遠からず、終息して高く舞い上がる日が来るでしょう。「日はまた昇る」