夏越の大祓

町内の班の回覧板で、夏越(なごし)の大祓(おおはらい、おおはらえ)の案内が回ってきました。ああ、そんな時季かと思ったことでした。
近所には、小さい祠がある稲荷神社があります。都下から引っ越しをしてきて、いつしか、半世紀ほどにもなります。会社は、ふたつ、みっつ転社しましたが(最後は零細企業設立)、いずこでも、転勤を命じられたことがなく、同じ町内に住み続けて、都内に通勤していました。
東京のベッドタウンの人口30万人で、田舎ではないのですが、近所づきあいもあり、夏越の大祓には、祈願をお願いしてきました。
 
カトリック信徒ではありますが、それはそれ・・・ どちらも、人は、生来、罪や穢れ(けがれ)をもっているとされています。それを、形代(かたしろ)(紙の小さな人形 (ひとがた))に託して、祓い清め、夏の暑さからも身を守るという神事ですね。
 
この写真は、東京・港区赤坂の乃木坂にある(いや、神社があっての乃木坂です)乃木神社(明治天皇に殉死した乃木希典夫妻、その師と、師の甥で同窓の吉田松陰(いずれも長州藩士)を祀る)、何年か前に参詣したときが、たまたま、この時季で、茅の輪(ちのわ)が建てられていました。これをくぐるのも、夏越の大祓で、茅の輪くぐりといいますね。地元の神社では、ここまでは、造られません。
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俳句: 
 
形代に 書きて佳き名と 言はれけり 片山由美子
 
今日の名言:
 
財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すを上とす。 中国のことわざ